2013年12月の記事一覧です。

2013/12/14 2013年の気になったコトバ





今年ネットで見かけて気になった「言葉」をまとめてみました。音楽との関わり具合で並び替えてみたらなかなか面白い感じです。以下はすべて他人様の発言を引用したものであり、引用元のオリジナルはすぐ下のリンクでご確認下さい。



■音楽の聴き方

『アメリカがEDMってタグを必要としたのは、かの国でダンスとかハウスってジャンル名は即ゲイって印象を持つ奴らばかりだからじゃないですかね。既存のジャンルと大差ないのに名前が変わったのは、サウンドではなくリスナーが変わったからじゃないかと思う。(2013.01.11 21:42 @gcskg)』
もうね、このツイートが目から鱗だったんですよ。音楽雑誌が書かないEDMの真実って感じです。2008年に書いた「現存するジャンル名は、20年後に無くなっているかもしれない」という記事の中で、僕は「未来の音楽ジャンルは音楽が鳴らされる場所、場面で区分されるだろう」と予想したことがあります。そして、このツイートによるEDMの解釈も、音色や曲のテンポで区分されるジャンルではなく、聴く人によって区分されるという、21世紀型のジャンル区分であると思います。
DJ MIZUTA 衣食住音|現存するジャンル名は、20年後に無くなっているかもしれない(その2)


当然と言えば当然なのですが、耳を塞いで聴くと、全く違う彼らの姿が浮かび上がってくるんです。例えばストレートに聴けば重厚なノイジーさを携えた楽曲が、耳を塞いで聴くとマスロックのようなリズムトラックとギター、ベースを感じさせる楽曲に変わったり、或いはグランジのようなカサついたギターロックのような音を聴かせてくれたり。単に耳を塞ぐだけで見える、聴こえる風景がガラッと変わるのは衝撃的でした。特にドラムやベースは耳を塞いだ時の方が鮮明に聴こえたし、ヴォーカルさえも普通に聴くより聴きとり易かった。ある意味骨伝導のようなことかもしれませんが、それに気づいてからは夢中になって耳を塞いだり、直接聴いてみたり、何度も確かめながらライブを観ていました。ここで、「アーティストの意向」というものがこういうことを指していたとしたら、中々面白いじゃないかと一人思ってしまった訳です。
live+余談:My Bloody Valentime @なんばHatch OSAKA JAPAN
【注】マイブラのライブでは耳栓が配られた。


これは大っぴらに言っていい話だけど、満腹時と空腹時では音がぜんぜん違うよね。音の違いを聴き分けるなら空腹時に限る。聴覚は生体の防衛から発達したらしいので、必ず相関はあると思っています。
四本淑三 twitter@gnarbs


しかしほんともともとある曲を止めたり再生したりするだけで気持よくなるんでしょうね。EDIT不思議
Chisato Moritaka - ミーハー(tofubeats edit)
\(^o^)/ twitter@tofubeats


アーティスト名もタイトルもジャケットさえも排除し、純粋に楽曲そのものを判断してほしい、というコンセプトの企画「Blind Disc」。サンプル曲を試聴して頂き、是非ご自身の耳で確かめて下さい。
THISTIMEオンラインストア
THISTIME OnlineStore twitter@THISTIMEonline




■音楽とビジネス

音楽の良い所は屑みたいな音楽も宝石みたいな音楽も基本値段が同じという事で、こんな料理もアートも他にはないんです。良い物も同じ値段というのは資本主義の否定という意味でも素晴らしい
加茂啓太郎 twitter@keitarokamo


CDでもビールでもラーメンでも何でも、生半可な気持ちで適当に売って、売れるモノなんてこの世にありません。(特にミュージシャンは原盤制作の段階で精魂を込めても、販売の段階で怠ける傾向があると思います)
Sleepyhead Jaimie|たった500円なのにCD(-R)音源が売れない事に嘆いてるミュージシャンの皆様へ


生活必需品以外売れなくなったということは、これまで教養費や娯楽費などに充てていたものの多くはネットで「無料」になっているから。しかし何故かネットを「経済の敵」とする論調は見たことがない。対象が巨大過ぎてイメージできないのかな。少し前はケータイが(電話会社以外の)経済の敵でしたね。もちろん景気の落ち込みはネットだけのせいではない。生活に余裕があれば必需品以外にお金を使う余裕も生まれるのだろう。しかし金のない人にとってネットは救いの神であることは確か。ここで問題になるのは「ネット内で発生するカルチャーは“ 素人の文化 ”であり、玄人は駆逐される」ということだ。今起きていることは一種の「産業革命」だから、誰もこの流れに抗うことはできないと思う。生活する上で本当に必要な産業は残るだろうが、それ以外のものは原則無料になり、素人が作ったものを素人が楽しむことになる。勿論、人気者や有名人は出るだろうが、今の「プロ」とは様相が異なるに違いない。書籍もゲームも映画も音楽も滅びることはない。作り手と受け手以外の“ 中間業者 ”が滅びるだけだ。ここで問題になるのは世の中の多くの人が“ 中間業者 ”として生きていることである。だから問題になっているのだ。この問題は余りに深刻なので、私はどうしたらいいのか、正解が分からない。
竹熊健太郎 twitter@kentaro666


soundcloudとかにこれだけ面白い「合法」フリー音源が落ちてることを考えると、「音楽好きなら音楽にお金を払うべき!」なんて言ってる人ってすごく狭い範囲でしか音楽聴いてないんじゃないかみたいな気がしてくるよね
レジー twitter@regista13


近い将来全てのビジネス的なエンターテインメントコンテンツは終わってしまうのではないかと思います。作品に対するプロフェッショナルという概念がなくなるんです。ニコニコ動画のようなものが、コンテンツの最終形態なんじゃないですかね。つまり、プロが作ったものはお金がかかって高いから、アマチュアが作ったかつてのプロっぽいものを、なんとなく無料で楽しむ世界になるんです。実際クオリティといった面でとらえても、デジタル化が進み、商業作品とアマチュア作品の大きな差異はなくなりつつあります。
ゲームプロデューサーnbkz|Business Journal


Yahoo知恵袋に「◯◯という曲が最高!YouTubeにもニコ動にもないけど絶対また聞きたい!どこかできけませんかね?」ってあったけど、もはや「買う」っていう選択肢は無いんだろうか…
DJ大自然 twitter@daishizen




■音楽とインターネット

昨日は大学の時の音楽サークル仲間で久しぶりに飲んだんだけど、一部の人はどこまで本気かわからないけどプロ目指してバンド続けてて、でもbandcampを誰も知らなかった。
泥濁(でいだく) twitter@David_Garle


ネットに一つとして音源上げてないオリジナルバンド、やる気があるのかと小一時間問い詰めたい。
Mav./currynoodle(愚鈍) twitter@mav_curry


もし住所不定無職がもっと多くの人に聴かれてファンも増やしたいと望んでるなら、新作からオフィシャルでフル視聴できる曲が「IN DA GOLD」だけなのはあまりに勿体ないと思う。リリックビデオなんかで「宇宙」や「1,2,3 …」も試聴できるようになれば絶対ファン増えると思うんだけど…
SunCityGarden twitter@SunCityGarden


そういえばある編集者が「インターネットでいくらでも自作を発表できる今の時代、見出されない不遇の天才なんてありえない。見出されないのは単に才能がないだけ」と言ってたことを思い出した。
岩見吉朗 twitter@iwamiyoshiaki





■音楽とジェネレーション

年寄りは、「自分の審美眼は、どんどん肥えていく」と思っているだろう? 違うんだよ。歳をとればとるほど、審美眼や感受性なんて減衰していくんだよ!だから、低空飛行でもいいから地面に落下したくなかったら、地道に勉強していくほかない。そして、勉強しても、低空飛行が精一杯なのだと認めること。いつまでも若い気でいる年寄りほど、見苦しいものはないよね。
おおかみこどもの雨と雪について|廣田恵介 550 miles to the Future (2012.07.24)


そりゃ僕だって自分の青春時代だった2,30年前の音楽が一番しっくりくる。でも大好きだった初期のプライマルやマイブラを「バーズ聴いとけ」と言ったあの時の年寄り音楽ライターと一緒になるから今日も朝からWhite Fenceを聴いてる。
Masashi Naka twitter@Naka_Biglove


歌手の人たちは、昔も今も同じくらい頑張っているわけで、プロモーションやテレビの音楽番組の数、そもそもテレビの捉えられ方の変化等々で、社会の中での大衆音楽の位置付けは全く違ってきているのに、「昔のヒット曲は老若男女誰でも歌えた」とか言って遠まわしに今の状況を批判しているベテラン歌手は、たとえれば高度成長期に現役だった元サラリーマンのおっちゃんが今の不況の原因に言及して「今の若い者に根性がないからだ」とか言ってる絵に近いものがある。
WASTE OF POPS 80s-90s


曲が生まれて広がっていく時に自分がど真ん中世代じゃなくて悔しくなることって殆どないんだけど、いま想い出すに水星は初めてそう思った曲かも。
tofubeats「水星」について|ジェーン・スー twitter@janesu112


演歌って、「日本の心」みたいに言われてるから、随分古い時代からあったように感じてたけど、実は戦後、ロックンロールと同時期くらいに確立したと知った時は、( ゚д゚ )ってなったな。だとしたら演歌って、実は一世代だけのブームだったんじゃ…
宇野ゆうか twitter@YuhkaUno


昭和初年、モボとモガがヂャズで踊ってたダンスホールやカフェはいまひとつも残っていません。DJがスピンしてフロアでクラウドが熱狂するクラブもそうなります。世の中には流行というものがあって、流行なら衰えて自然です。クラブは風俗史に珍しく細く長く20年も続いた流行でした。
高木壮太 twitter@TakagiSota





■その他

アートは社会にとって必要ではありません、余計なものなんです。だから、社会に必要とされるアーティストになろうなんて愚の骨頂です。アーティストははぐれ者じゃなきゃいけないし、自分がなりたいからなるのであって、社会がどう必要としているかなんてまったく関係ない。
坂本龍一相談室|第13回 「アート」 について言いきる (2010.12.09)


例えばロックを全く知らないお婆ちゃんがポール・マッカトニーとすれ違う時、オーラを見たり感じたりするのだろうか?というわけで、オーラは本人が放つものではなく、自分(僕達)が感じるのもだという認識で落ち着いている。
DJ Mizuta twitter@dj_mizuta


あぁ…A・ヒューズって知らないな…とジャケ買いしたら布施明だった件ね…(泣)
http://p.twipple.jp/re9yt
片寄明人 twitter@akitokatayose


なんだか固めのディスクレビューとかじゃなくてリバプールのPOPじゃないけど削岩機系ハードミニマルとかシャンデリアが落ちてきて大事故系ディスコハウスとかなんかそういう一昔前によくあったいまいち伝わらないディスクレビュー読みたい
κİŁŁ✞Ďįςcŏ twitter@killdisco
2013.12.14 Saturday 01:36am|雑記